風力発電の風車3基解体へ
南阿蘇村南阿蘇村と西原村にまたがる俵山の観光スポットにもなっている風力発電の風車の一部が解体されることが分かりました。
解体されるのは南阿蘇村側の俵山にある『春木が岡発電』(茨城)が管理運営している風車3基です。
同社によりますと、一連の熊本地震の影響で1基の風車はタワー部分に大きな亀裂が入って運用できない状態。
残り2基の風車には目立った被害はありませんが、被害の調査や補修に費用がかかることから3基全ての解体を決めたということです。
この3基は『久木野風力発電所』として2009年にスタートし、1時間に1800キロワットの電力を発電してきました。
解体作業は8月28日から始まっており、ことし10月末には3基とも撤去される予定です。
TKUの取材に対して同社は「同じ場所での風力発電の再開は厳しい状況にある」とコメントしています。
また同じ俵山の西原村側で風車10基を運営している電力会社は「現在復旧作業を行っているが、10基全てが元通りになるかは分からない」とコメントしました。