masami71の日記

熊本市在住の68歳の年金暮らしです

熊本城天守閣 復旧工事が順調に

2017/9/22 14:00
熊本城天守閣では、熊本地震からの復旧工事が順調に進んでいる。
6月までに解体した大天守最上階の6階部分は8月から再建工事が始まり、熊本市役所の14階から屋根の鉄骨の骨組みなどが確認できる。

市が2019年に復旧を目指している大天守は、外観は以前と変わらないものの、内部では現代工法がとり入れられる。そのひとつは防火対策だ。
1877(明治10)年、火災により木造天守は失われ、いまも出火の原因は諸説ある。
ただ幸運にも1960(昭和35)年の再建後、天守閣で火災は起きていない。
復旧後の天守閣(大天守、小天守)にとり入れられるのは、「竪穴区画」と呼ばれる工法だ。

天守内では、地下から最上階につながる階段部分が垂直に立ち上がっている。
階段部分の周りに新しく壁や扉を造って竪穴区画を形成。
中に火や煙が入るのを防いで、上層階に火災が拡大しないようにする。
入場者の避難経路にもなるという。
また再建中の大天守最上階の鉄骨の柱には、白い塗料が塗られている。
「耐火被覆」という防火塗装で、火災発生時の柱の耐火性を高め、避難時間を確保するための技術だ。
「実はこれらの技術は特殊なものではない。建物の規模などにもよるが、いまの建築現場では法令上、普通に施工しなければならない」と熊本城総合事務所の城戸秀一さん(43)。
現在の建築基準法には定められているが、57年前の再建時にはなかったもの。
天守閣の工事は「修繕」とされるため、法律の制約は受けないという。
だが、高さ約30メートルの大天守で唯一の避難経路の階段は狭く、火災発生時の不安要素は多い。
「法律上必要ではないが、安全対策として重要な技術は取り入れていくべきだと判断した」と同事務所。
これらの工法は、インターネット上で公開されている大林組の技術提案書に記載されている。(飛松佐和子)