2017/11/20 14:00
株式会社熊本日日新聞社
初冠雪を観測した阿蘇高岳＝１９日、阿蘇市一の宮町坂梨
熊本県阿蘇市は１９日、阿蘇高岳（標高１５９２メートル）で初冠雪を観測したと発表した。
市職員が午前７時半ごろ、市役所から目視で確認した。平年と同日で、昨年より５日早い。
熊本地方気象台によると、冬型の気圧配置で県内に北から強い寒気が流れ込み、最低気温は菊池市と益城町の０．５度など８地点で今季一番を観測。阿蘇市乙姫は０．８度、熊本市５．４度だった。
高岳の麓からは、うっすらと白い雪に覆われた山頂付近が見られた。
阿蘇市一の宮町坂梨の元県職員、中川竹久さん（８０）は「大雪は困るが、阿蘇の山に雪化粧は映えますね」と笑顔で見上げた。
２０日も寒気の流れ込みで、県内全域で冷え込みが強まる見込み。（岡本幸浩）
