masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

天草で伝統の黒砂糖作り

天草市で、江戸時代から続くとされる伝統の黒砂糖作りが行われています。
江戸時代にサトウキビの栽培が始まったとされる天草地域では、かつて黒砂糖が盛んに作られていました
が近年は後継者が不足し、地元の有志が3年前に黒砂糖を作る組合を設立し伝統を守り続けています。

天草市佐伊津町の「佐伊津黒砂糖組合」の作業場では、ことしも今月5日から黒砂糖作りの作業が始まりました。
作業場の人たちが収穫したサトウキビを専用の機械で搾り、鉄製の大きな釜に入れてじか火で煮詰めると、白い湯気とともに甘い香りが漂います。
焦げ付かないようかき混ぜて濃い褐色になった液体を型に入れたあと、冷やして固め、素朴な甘さの黒砂糖を完成させていました。
組合の代表を務める佐藤常三郎さん(77)は「ことしは天候に恵まれ最高の黒砂糖ができています。
伝統の甘さを味わってほしいです」と話していました。
組合では今月中におよそ1トンの黒砂糖を作り、天草市本渡町広瀬の「向田商店」などで販売するということです。