masami71の日記

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熊本地震1年9カ月 義援金、全国から今も

熊本地震1年9カ月 義援金、全国から今も 県など受付期限延長2018/1/15 09:20
©株式会社熊本日日新聞社
県民交流館パレアには地震直後から現在まで義援金を募る募金箱が設置されている=14日、熊本市中央区

熊本地震から1年9カ月。地震直後と比べると少なくなっているとはいえ、現在も全国の企業や個人から被災者への義援金が途絶えることなく寄せられている。
義援金を受け付ける県、日本赤十字社、共同募金会は今年3月末だった受付期限を来年3月末に1年間延長した。
県など3者に寄せられた義援金は16年度が494億円、17年度は昨年末で19億円。累計は513億円に上る。
特に、地震発生から5カ月間で400億円を超えた。
17年度に入っても毎月1億〜4億円が寄せられ、県が受け付けた分だけでも約1万件に上る。
大口の寄付には企業が名を連ねるが、個人が3者の銀行口座に振り込んだり、飲食店や街頭などで募金箱へ寄付したりするケースも少なくない。
地震直後からバザーなどを通して募金活動に取り組んできた東京都日野市多摩平の森自治会役員の関泉子[もとこ]さん(78)=熊本市出身=は「何とかふるさとに思いを届けたかった。微々たる力でも、これからも風化を防ぐために広報誌などで熊本地震のことを取り上げていきたい」。
今年は熊本城復興への募金活動に力を入れるという。
ミスターマックス・ホールディングスは昨年3〜6月、九州各県の県鳥などをデザインしたTシャツを全国で販売。
約8万3000枚を売り上げ、売上金の15%に相当する約620万円を11月に寄付した。
「今春も同様の企画を予定している」と同社。
同じくディスカウント店のドン・キホーテは、昨年末に九州の30店舗で発売した同店の電子マネーカードの売り上げを寄付する。
九州担当の従業員が「復興を後押ししたい」と提案。
くまモンを描いた限定1万枚で計100万円になる。
熊本市出身のプロ野球阪神の岩貞祐太投手は、昨シーズンの開幕前に1勝につき10万円を寄付すると決め、昨年末に50万円を贈った。
今シーズンも支援活動を続ける考えだ。
義援金以外でも、県へのふるさと納税は昨年末時点で62億円、県の被災文化財等復旧復興基金への寄付金が37億円となっている。
県健康福祉政策課は「今も全国に熊本地震の被災者に心を寄せてくれる方々がいることに感謝したい」としている。
(田上一平)(2018年1月15日付 熊本日日新聞朝刊掲載)