masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

熊本地震で被災した通潤橋 復旧現場を公開

2018年02月14日 19:15 現在
山都町通潤橋では熊本地震からの復旧工事が続いています。
熊本地震後初めて橋への立ち入りが許可され工事の状況が報道陣に公開されました。


国指定の重要文化財である通潤橋熊本地震で通水管に被害が出ていたり、橋の壁面の石が外側へせり出したりして放水できない状態が続いています。
現在、山都町では文化庁の補助を受けおよそ1億2800万円かけて復旧工事を進めています。
通潤橋では4月からこれまでに7回の通水試験が行われおよそ70か所からの漏水が確認されています。
原因は「石管」と呼ばれる通水管のつなぎ目が地震の影響で破損していたためでした。


「現在行われている工事はこちらの石管と石管の間で被害が出た部分に漆喰を詰める作業を行っています」(記者)
漆喰を使った工事は通潤橋が建造されたときから用いられている工法で修復箇所は230か所に及んでいます。
また、橋の上を覆っていた土を取り除いたところ土台となる赤土の部分にひび割れや陥没が確認されたためその修復も同時に行われています。
今後、数回の通水試験と修復を行い、復旧までには今年いっぱいかかる見通しです。
山都町によりますと放水の再開や立ち入り規制の解除の時期については未定だということです。
「手探りの状態ではありますが何とかここまできたので、できるだけ早く復旧が終わるようにがんばりたい」
山都町教育委員会 西慶喜さん)