菊池渓谷は、おととしの熊本地震で遊歩道そばに３メートルを超える落石が起きたり、高さ１５０メートルにわたって斜面が崩落したりしました。
その菊池渓谷は立ち入り禁止が続いていますが、来月２４日に入山再開されることが決まりました。
国の名水百選にも選ばれ、ピーク時には年間３０万人が訪れていた同渓谷は、地震で土砂崩れや落石がいたるところで発生するなど甚大な被害を受けました。
復旧工事が進む中、保護・管理を行う協議会が２０日、臨時総会を開き、〝渓谷内の安全対策や渓谷につながる県道・菊池阿蘇スカイラインの復旧のメドが立ったとして、３月２４日に山開きをして一般開放することを決めました。
「これから１カ月の間に準備して２年ぶりのお客さまをしっかりお迎えしたい」と菊池観光協会の服部英治代表理事。
渓谷管理責任者の小川博哉さんも「涙が出るくらいうれしい。青い水や新緑、鳥などの自然をぜひ楽しんでいただきたい」と話していました。
地震から２年を前に、水の国くまもとを代表する観光名所がまた一つ、復活のときを迎えます。
