熊本地震の本震から１６日で１年１１か月。
３人が亡くなった南阿蘇村立野では、住民が花を手向けて犠牲者を追悼した。
南阿蘇村立野の新所地区では、毎月１６日に区長の江藤俊雄さんらが亡くなった６０代の夫婦に花を供えて冥福を祈っている。
新所地区では九州電力の発電所の貯水槽が壊れ、大量の水と土砂が９世帯に押し寄せた。
九電は９世帯に移転補償という名目で土地を買い取る交渉を進めている。
江藤区長は「（土地を）捨てて出らなんような感じが先祖に申し訳ない。同時に、あんな怖い目に家族も遭って住みたくないという思いがいっぱい」と話した。
熊本地震から来月で２年を迎えるが、立野地域では住宅の再建や集落の再生が大きな課題となっている
[ 3/16 12:11 熊本県民テレビ]
