05月18日 11時45分
おととしの熊本地震で大きな被害を受け、3年後の一般公開を目指して復旧工事が行われている熊本城の天守閣で、周囲を覆っている足場を一時的に撤去する作業が18日から始まりました。
熊本城の天守閣は昭和35年に再建された「大天守」と「小天守」の2つの建物がありますが、おととしの熊本地震で被害を受けたため、一部を解体して造り直す工事が進められています。
このうち大天守最上部では瓦のふき替えや外装の工事がほぼ終わり、18日から足場を解体する作業を始めました。
作業員たちは大天守の最上階で足場の部品を外したり、パイプを撤去したりしていました。
熊本市によりますと、足場の撤去には1週間ほどかかり、その後は大天守の屋根に新しく設置されたシャチホコや、美しくふき替えられた瓦などが市街地からでも見えるようになるということです。
熊本市は来年の秋ごろには大天守の外装の工事を終え、3年後の2021年春までに内部を一般に公開したいとしています。