masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

1300万円のルフィ像はいらない

「生活再建が先」「なぜ県庁」疑問相次ぐ ルフィ像逆風の“船出”  
熊本県が県庁敷地内に設置する人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」の主人公「ルフィ」の立像を巡り、設置場所や財源などについて、賛否さまざまな議論が噴出。
海賊王を夢見る冒険漫画だけに、荒波の中の“船出”となっている。
ルフィ像は作者の尾田栄一郎さん=熊本市出身=への県民栄誉賞贈呈を記念。
常設立像としては全国初となる。
市民有志でワンピース公園やルフィ像設置を求めてきたNPO法人グランド12(熊本市)の会員女性(32)は「設置許可を取り付けたことがすごいこと。世界に唯一の立像で、熊本をワンピースの聖地とするきっかけになる」と期待を膨らませる。
一方、県には否定的な声を中心に十数件の電話やメールも寄せられている。
設置費用1300万円は、ふるさとくまもと応援寄付金から全額支出するためで、「地震からの生活再建が進まない中で、優先順位が違う」などが目立つ。
設置場所についても、「なぜ県庁なのか。週末は駐車場も閉鎖されており、気軽に観光客が訪れる場所ではない」や「熊本城などもっとふさわしい場所があるのでは」との疑問の声もある。
こうした声に対し、蒲島郁夫知事は5日の定例会見で、尾田氏の被災地支援の実績に触れ、「熊本の復興に大きく貢献しており、県民の理解を得られる」と強調。
場所についても「尾田氏や集英社との協議で『県庁であれば』との了解を得た。ルフィ像は世界にPRできる大きな可能性を持っている」と述べ、計画通り年内の完成を目指す考えを示した。(馬場正広)