01月12日 15時51分 NHK
美里町で正月飾りなどを竹のやぐらとともに燃やす「どんどや」が行われ、ことし1年の無病息災などを祈願しました。
「どんどや」は、竹の燃える音で災難を追い払うと言い伝えられている伝統行事で、美里町のどんどやは複数の大型のやぐらを燃やすことから、日本最大級ともいわれています。
会場のイベント広場には、高さ20メートルのやぐら2基と15メートルのやぐら1基が組み上げられました。
熊本県内だけでなく、福岡県や宮崎県からも多くの家族連れなどがしめ縄や鏡もちなどを持ち寄り、やぐらに乗せました。
そして、火がつけられると竹がパチパチと音を立てながら勢いよく燃え上がり、訪れた人たちは立ち昇る炎と煙を見つめながら、無病息災や五穀豊穣を祈っていました。
東京から訪れた30代の夫婦は「とても大きな炎を近くで見ることができ、いい厄払いになると思います。4月に初出産の予定で、無事に生まれてくれるようにお祈りしました」と話していました。