【新型コロナ】熊本県内の感染確認３３人に 阿蘇郡市の会社役員の母親
2020/4/15 20:30 (JST)4/15 20:35 (JST)updated
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熊本市と県は１５日、同市北区の６０代の男性タクシー運転手と、阿蘇保健所管内（阿蘇郡市）の６０代の女性会社役員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。
県内の感染確認は３３人（うち熊本市２５人）となった。
熊本市によると、運転手は１１日に倦怠［けんたい］感を訴えて自宅療養したが、症状が悪化。
１４日に救急搬送され、１５日のＰＣＲ検査で陽性と判明した。
酸素投与が必要な中等症。
発症前の８～１０日は出勤しておらず、１１日の乗客は１人だった。感染経路は不明という。
また馬肉料理店勤務で、３日に感染が分かった西区の５０代女性は１５日、感染症指定医療機関を退院した。
一方、県が感染確認した女性会社役員は、１４日に感染が分かった阿蘇郡市の４０代の男性会社役員と同居する母親。濃厚接触者として１５日にＰＣＲ検査をした。
１２日にせきと鼻水の症状が出た後、喉の違和感などを訴えているものの、軽症とみられている。
発症前の２週間に渡航歴はなく、阿蘇郡市からも出ていないという。
同居する夫は１５日に陰性を確認した。
１１日に感染が判明した熊本市東区の７０代男性医師が勤める球磨病院（人吉市）の患者や職員らについて、県は１５日までに計１６５人の陰性を確認。
現時点で院内感染は起きていないとの見方を示した。（久保田尚之、内田裕之）
