masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

熊本市「画廊喫茶ぶらうん」30日閉店

熊本市「画廊喫茶ぶらうん」30日閉店 若い才能に発表の場、街の文化温め57年

2020/5/18 15:00 (JST)
©株式会社熊本日日新聞社
30日で閉店する「画廊喫茶ぶらうん」の北川美津子さん。

f:id:masami71:20200519133850j:plain

名物のカレーは50年以上変わらぬ味。右下写真の電飾看板にある「ぶらうん」の
文字は洋画家・坂本善三が書いた=熊本市中央区
わたしは20代のころよくこの喫茶店に行ってました。
熊本市中央区花畑町の銀杏通りで1963(昭和38)年から営業を続けてきた
「画廊喫茶ぶらうん」が30日、閉店する。
県内画廊喫茶の草分け的な存在で、文化人らにも愛された名店。
マスターの北川安信さんが5年前に77歳で亡くなった後は、妻の美津子さん(81)が1人で切り盛りしてきたが、高齢となり、57年の歴史に幕を下ろすと決めた。
開店は東京オリンピックの前年。
コーヒー豆の輸入が本格化した時期で、街には個人経営の喫茶店が何軒もあった。
「夫とのデートは決まって映画館と喫茶店。念願の店を持ててうれしかった」
開店を飾ったのは、戦後の県美術界をけん引した洋画家坂本善三(1911~87年)の個展。
夫妻と親交のあった坂本は、店の看板やポスター、マッチのデザインも手掛けた。
美術部の高校生や大学生らには無料で壁を貸し、若い才能に発表の場を提供した。
ジャズやクラシックを愛した安信さんは、オーディオマニアとしても知られた。
店には英国製の高級アンプや障子ほどの大きさのスピーカーが並び、県外からもファンが訪れた。

f:id:masami71:20200519133945j:plain