08月31日 17時24分
阿蘇山の火口がおよそ１年ぶりに観光客にお披露目です。
阿蘇市などでつくる協議会は観光客の安全が確保できたとして、１日から、立ち入り規制を解除し、火口への見学を再開することを決めました。
阿蘇山では、今月１８日に噴火警戒レベルが１に引き下げられましたが、阿蘇市や県などでつくる協議会は観光客の安全が確保できないとして、阿蘇中岳第一火口からおおむね１キロ範囲で「自主規制」のかたちで立ち入りを規制していました。
しかし、環境省が設置した火山ガス検知器の調整が終了したことや、見学ルートの案内板や最大６０人が避難できる退避場所の整備が完了したことなどから、協議会は観光客の安全対策が整ったとして、９月１日午前１０時から火口の見学を再開することを決めました。
火口の見学が再開され、観光客が立ち入りできるのは、およそ１年５か月ぶりです。
協議会の会長で阿蘇市の佐藤義興市長は「火口見学の再開は、大変待ち望んでいたことで、相次ぐ災害やコロナ禍により低迷してきた阿蘇観光や経済活性化に元気を与える要素につながることを期待しています」とコメントしています。
