09月11日 17時11分
熊本地震で寸断された熊本と大分を結ぶ国道５７号線の代替ルートとして工事が進められている「北側復旧ルート」が、大規模な土砂崩れで通行止めとなっている阿蘇地域の国道５７号線とあわせ、１０月３日に開通することになりました。
これは１１日、国土交通省が発表しました。
熊本と大分を結ぶ国道５７号線は、４年前の熊本地震で大規模な土砂崩れなどが発生し、南阿蘇村立野のおよそ２キロの区間で通行できなくなっていました。
このため国は代替ルートとして大津町引水と阿蘇市赤水を結ぶ「北側復旧ルート」の工事を進めてきましたが、これまでにほぼ終了し、１０月３日に開通することになりました。
また、通行止めとなっている国道５７号線のおよそ２キロの区間も１０月３日に開通します。
国土交通省によりますと、熊本都市圏から阿蘇地域まで車で移動する場合、現在国道５７号線の迂回路として利用されている通称「ミルクロード」を使うと４３分かかりますが、「北側復旧ルート」を利用すればわずか１０分と、３３分の短縮効果があるということです。
「北側復旧ルート」は、熊本都市圏と阿蘇地域を結ぶ主要なルートとなることが見込まれ、開通すれば交通アクセスが格段に向上することから、観光やビジネスでの往来が増えることが期待されています。
