金銭支援におわせ近づいたか 09月18日 11時44分
熊本市で熊本大学の研究員の女性が殺害された事件で、遺体を遺棄した疑いで逮捕された６７歳の男が警察の調べに対し、「不動産を持っていて金がある。
研究の支援をしたいと言って、うそをついて女性に近づいた」などと供述をしていることが捜査関係者への取材で分かりました。
今月７日、熊本市中央区本荘の市道脇の側溝で、近くに住む熊本大学の研究員、楢原知里さん（３５）が首を絞められて殺害されているのが見つかり、警察は、研究員の女性が住んでいたマンションの清掃員だった無職、熊谷和洋容疑者（６７）を死体遺棄の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、これまでの調べに対し熊谷容疑者は、今月６日、夕方から夜にかけて女性を殺害し遺体を遺棄したことを認めているということです。
その後の捜査関係者への取材で、「掃除の仕事はボランティアでやっている。本当はこの辺りの不動産を持っていて金もある。研究の支援をしたいとうそをついて女性に近づいた」などと供述していることが分かりました。
警察は研究員に一方的な好意を寄せた熊谷容疑者がうそをついて女性に近づき、事件を起こしたものとみてさらに詳しいいきさつを捜査しています。
