2021年1月10日 22時52分 気象
大雪の影響で北陸自動車道は福井市からあわら市にかけての上下線で、一時、1000台を超える大規模な立往生が発生しました。
午後9時現在でもおよそ200台が動けない状態が続いています。
現場では陸上自衛隊の部隊などをさらに追加し、立往生の解消に向けて夜を徹して除雪作業を進めることにしています。
北陸自動車道では雪による事故の影響などで複数の場所で立往生が発生し、福井市の福井インターチェンジからあわら市の金津インターチェンジの間の上下線で、10日朝、合わせておよそ1090台に上る立往生が発生しました。
▽滋賀県方面に向かう上り線では午後9時現在、金津インターチェンジから丸岡インターチェンジの間でおよそ100台が立往生しているほか、
▽新潟方面に向かう下り線も福井北インターチェンジ付近で99台が動けなくなっているということです。
福井県は10日朝、陸上自衛隊に災害派遣を要請し、石川県の金沢駐屯地などから現場に到着した隊員およそ320人が活動を続けていましたが、夜に入って新たに130人の隊員が加わり、立往生の解消に向けて夜を徹して除雪作業などの活動を続けることにしています。
中日本高速道路は停止中の車両に水や食料、携帯トイレなどを順次届けいて、これまでに北陸自動車道では停車している車両すべてに配布を終えているほか、現在、下り線では希望する人に燃料のガソリンの配布を行っているということです。
また、福井市内にホテルを確保し、現在も立往生が続いている区間のドライバーで希望する人を対象に、避難できるよう案内しているということです。
福井県内の北陸自動車道は、現在、
▽上り線が加賀インターチェンジから福井インターチェンジの区間で、
▽下り線が武生インターチェンジから加賀インターチェンジまでの区間で、通行止めが続いています。
