2021年5月20日 18:16 現在
今月15日の梅雨入りから5日目、早くも2度目の大雨です。
気象台は、今夜も激しい雨が降るおそれがあるとして、厳重な警戒を呼びかけています。
「突然強い雨が降り始めました」(記者)
午後4時ごろの大津町。
住宅の塀に突っ込んだ大型トラックの事故を取材していたRKKのクルーを、突然の強い雨が襲いました。
「強い雨の影響でしょうか。トラックの撤去作業も中断されています」(記者)
強い雨に阻まれ、結局20日の撤去作業は中止。
天候の回復を待って、作業を再開する予定です。
こちらは同じ時間帯、熊本市中央区に設置した情報カメラの映像です。
熊本城の上に広がる曇り空が一転、突然激しい雨が降り始め、瞬く間に視界がなくなっていきます。
熊本市では、午前4時ごろに1時間に46.5ミリの激しい雨を観測しました。
活発な梅雨前線の影響で20日の県内は断続的に雨が激しく降っています。
けさから雨が強まった県の南部では、山江村で午前10時ごろまでの1時間に54ミリの非常に激しい雨を観測。
水俣市では24時間雨量が200ミリに達し、5月としては観測史上最も多い記録となりました。
梅雨入り以降、大雨が続く県内。土砂災害や洪水の危険性が高まっているとして、水俣市と芦北町、津奈木町の
全域の約2万世帯、4万5000人余りを対象に「避難指示」が出されています。
気象台は、県内広い範囲に大雨、洪水警報を出して、土砂災害や浸水河川の増水などに警戒を呼びかけています。