masami71の日記

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「空港連絡」など新規7道路策定 熊本県・市、中長期の広域整備計画

2021/6/17 07:50 (JST)6/17 13:20 (JST)updated
©株式会社熊本日日新聞社
熊本県熊本市は、今後20~30年間の中長期的な道路整備の基本となる「新広域道路交通計画」を策定した。
熊本市中心部から延びる「熊本空港連絡道路」や、八代と天草地域を架橋で結ぶ「八代・天草シーライン」など新規の7路線を、県内の路線計画図に追加した。

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1993年策定の県広域道路整備基本計画以降、28年ぶりの新たな道路計画となる。
「全ての道は熊本に通じる」を理念に、広域道路ネットワークの基本方針として定時性や速達性の強化、災害時の代替性確保などを柱に掲げた。

熊本都市圏では、自動車専用などの高規格道路として「北連絡道路」「南連絡道路」、さらに北連絡道路から空港方面に延びる「熊本空港連絡道路」の3路線を追加。
熊本市中心部から九州自動車道インターチェンジまで車で約10分、熊本空港まで約20分で結ぶ構想を描いた。
より広域的には、熊本都市圏から県内主要都市まで幹線道路で90分、九州各県の主要都市まで高速道路で150分で結ぶ構想も提示。
終起点が決まっていない構想路線として4路線を追加した。

有明海沿岸連絡道路」は、熊本市西環状道路から玉名市有明海沿岸道路に通じる想定。
阿蘇山都道路」と「阿蘇高千穂道路」は、中九州横断道路が阿蘇市まで延びることを見越し、阿蘇市山都町、宮崎県高千穂町をそれぞれ結ぶ。

「八代・天草シーライン」は、県南地域の市町村などでつくる期成会が八代海をまたぐ海上道路を国に要望。
八代市の八代外港と上天草市松島町の間約8・8キロをつなぐ橋の建設を働き掛けている。
県道路整備課は「熊本都市圏の渋滞解消のほか、災害時の救援活動や物資輸送にも対応できる道路網の構築を目指す」としている。(潮崎知博)