2021年9月6日 18:18 現在
先月の記録的な大雨によって農作物への被害が各地で出ているなか、阿蘇市では高冷地栽培のキャベツにも影響が出ています。
「作柄（収量）が平年の半分ぐらい。大打撃を受けています」（阿蘇市波野のキャベツ農家 楢木野信治さん）
標高約７５０メートルの阿蘇市波野では高冷地の気候を活かしたキャベツ栽培が盛んですが、先月中旬から降り続いた長雨で収穫量が大幅に減少しています。
キャベツを栽培している楢木野さんの畑では、収穫が始まった６月下旬から順調な出荷が続いていました。
しかし、
「根がぜんぜん張っていない。根が腐れて。根がもう少し伸びなければいけないのが、根が小さくなってしまっている」（阿蘇市波野のキャベツ農家 楢木野信治さん）
先月の長雨によって根腐れし、実が大きくならないのです。
「こういう長雨は初めてです。露地野菜だから天候に左右されるから、大変な仕事です」
それでも被害を免れたキャベツは１１月まで収穫が続く見込みで、楢木野さんはこれからの安定した気候による持ち直しに期待を寄せています。
