masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

小1に届けた「ひじきのり」注文殺到-2 

受け取った月見さんが、このことをツイッターに投稿すると拡散。
一連の経緯がネットニュースとしてまとめられ、タカ食品工業のオンラインショップには注文が殺到しました。
「他の部署にも応援を頼んで発送作業をしていますが、追いつきません。到着までにお時間をいただく可能性があり、大変申し訳ないです」
そう話すのは、手紙を書いた販売企画室の担当者です。
備考欄を読んで思ったことは「コロナ禍で学校があったりなかったり、子どもたちも大変だろうな」ということ。
そんな中で給食が始まって半年も経っていない1年生が、自分たちの商品をこんなに楽しみにしてくれているんだ。
そう思うと、なんとしても間に合わせて返事を書かなきゃ、と思ったそうです。

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続々と入っている注文ですが、いつもと比べて備考欄にメッセージを書いてくれる人が多いそうです。

「ニュースを見て注文しました」
「給食でタカ食品のジャムが出てたのが懐かしい」
「食が細くなったので、使い切りパックがピッタリです」
中でも特にうれしかったのが、複数寄せられたこんなメッセージでした。
「たぶん大忙しだと思うので、発送はゆっくりでいいですよ」
手紙を書いた担当者は、こう話します。
「まだすべてのメッセージに目を通せていませんが、私たちもたくさんの元気をもらいました。本当にありがとう
ございます」
40個入りを飽きずに食べられるよう、これからフェイスブックやインスタグラムでアレンジレシピを公開する予定だそうです。

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誕生会も大盛況
9月5日の昼、月見さんの家では長女の誕生会が開かれました。
テーブルに並んだ手作り料理の中には、ひじきのりを模したクッキーも。
毎年キャラクタークッキーを焼いていますが、ツイッターのフォロワーからのアドバイスもあって、ひじきのりクッキーも追加しました。
いくつも用意した誕生日プレゼントの中で、トップバッターを飾ったのがひじきのり。
80袋をまとめてカゴに盛り、ラッピングして手渡しました。

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「何?何?」「あっ!」「ひじきのり、いっぱいある」
期待通りに、長女は大喜びだったそうです。
さっそくご飯にかけて食べることになり、月見さんがスマイルマークを描きました。
まぜずにひじきのりがかかったところだけを食べ始めたので、「ご飯1杯につき、1袋だからね」と注意。
あっという間に完食して、おかわりの2杯目もひじきのりをかけて食べました。
「今日は誕生日なので特別だからね、と言い聞かせました」と月見さん。
ツイートをきっかけに優しい気持ちが連鎖したことについては、こう話します。
「タカ食品さんをはじめ、みなさんに感謝です。娘がもう少し大きくなって理解できるようになったら、『あなたの誕生日をこんなにもたくさんの人たちがお祝いしてくれたんだよ』と教えます。その日が今から

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楽しみです」

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