09月15日 16時35分
熊本県の阿蘇地域で収穫されたコシヒカリの新米の出荷が１５日から始まりました。
１５日は、阿蘇市小野田にあるＪＡ阿蘇の倉庫で、関係者およそ６０人が参加して収穫と出荷の安全祈願祭が開かれました。
その後、倉庫に運び込まれた一袋３０キロ入りの新米のコシヒカリ５０７袋分の品質検査が行われました。
検査では、ＪＡ阿蘇の検査員が袋の中から任意にコメを取り出して、粒のハリや形、それに水分量が十分であるかを目視で確かめていました。
その結果、新米はすべて最も品質の良い「１等」だったということです。
検査を終えた新米は次々とトラックに積み込まれ、精米を行うため集荷場に向けて出発しました。
ＪＡ阿蘇によりますと、ことしは先月の長雨による日照不足の影響が懸念されていたものの、阿蘇地域でのコメの収穫量は例年並みのおよそ９６００トンを見込んでいるということです。
阿蘇市でコメを栽培している農家の中西洋介さんは「阿蘇地域は朝、昼と寒暖の差が大きく、ことしもおいしいお米ができましたので、ぜひ食卓で味わってもらいたいです」と話していました。
阿蘇地域のコシヒカリは、九州地方や関西地方のスーパーなどで販売されます。
