09月17日 20時41分
台風１４号は、午後７時前に福岡県に上陸し、熊本県に最接近しました。
台風は東寄りに進んでいて県内は全域が強風域に入っています。
引き続き暴風やうねりを伴った高波に警戒が必要です。
気象庁によりますと、台風１４号は、午後８時には北九州市付近にあり、１時間におよそ３０キロの速さで東北東へ進んでいるとみられます。
県内は全域が風速１５メートル以上の強風域に入っていて、午後７時２５分に阿蘇市乙姫で２７.２メートル、午後６時１４分に菊池市で２２.１メートル、午後７時８分に熊本市と高森町で２０.４メートルの最大瞬間風速を観測しました。
台風はこのあとさらに東に進み県内が強風域を抜けるのは１８日朝になる見通しです。
１７日夜、予想される１時間に降る雨の量はいずれも多いところで熊本地方と阿蘇地方が５０ミリ、天草芦北地方と球磨地方が３０ミリとなっています。
１８日午後６時までに予想される２４時間に降る雨の量は熊本地方と阿蘇地方が１００ミリ、天草芦北地方と球磨地方が６０ミリとなっています。
１８日夜、予想される最大風速は、陸上と外海、内海いずれも２０メートルとなっています。
また、最大瞬間風速は、陸上で３５メートル、外海と内海で３０メートルと予想されています。
このほか、波の高さは外海で６メートルとうねりを伴って大しけとなります。
気象台は、暴風やうねりを伴った高波に警戒を呼びかけるとともに、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や高潮、落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけています。
また、県内では台風の接近に伴って、熊本市と阿蘇市のいずれも全域に「高齢者等避難」の情報が出されていて、自治体は高齢者や体の不自由な人などに避難を呼びかけています。
