2021年10月21日 11:59 現在
20日中規模な噴火が発生した阿蘇山周辺では、人的被害はないものの、火山灰による影響が懸念されています。
阿蘇中岳の火口からおよそ7キロ離れた高森町です。
噴火から一夜明け、高森町では火山灰の清掃作業が進められています。
町によりますと20日夜までに10,5トンの灰を集めたということですが、21日も午前8時ごろから作業が始まっています。
20日気象庁が行った調査では、ここ高森町のほか阿蘇市や山都町宮崎県の一部でも降灰が確認されたということです。
近くの農家の人は、ビニールハウスに積もった火山灰が太陽光を遮り、ハウス内の温度が上がらず作物の色付きなどに影響がでそうだと心配な様子でした。
このあとも引き続き道路の清掃作業が進められますが、町には作業車が1台しかなくまだ時間が掛かりそうです。
阿蘇中岳は、20日午後以降、噴火は発生していませんが、気象庁は引き続き警戒を呼びかけています。