masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

熊本城備前堀で水を抜く作業 生き物を捕獲(熊本)  

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 2021.11.17 19:00

熊本地震で崩落した石垣の復旧工事に向けて熊本城の備前堀の水を抜く作業が15日から始まりました。
そして17日は水位が下がった堀から生き物を捕獲する作業が行われました。
【熊本ナレ】
「追い込み漁スタイルで捕獲作業が始まりました」
行幸坂から見下ろせる熊本城の水堀、備前堀には熊本地震で石垣が崩落し来年から石材の回収作業が行われます。
そこで、工事用の仮設道路を設置するために1988年以来の水抜き作業が11月15日から始まりました。
ひざ丈ほどに水位が下がった17日は熊本城総合事務所の職員などおよそ50人が胴長姿で生き物の捕獲作業を行いました。
【捕獲する職員】
「そこにおる!捕まえた!」
追い込んだ網にかかったのは50センチを優に超えるコイやギンブナ、そして外来種のザリガニ…さらに、こちらも外来種ミシシッピアカミミガメ
そして、誰かが放流した色付きのニシキゴイの姿もありました。

【熊本博物館・清水稔学芸員
「バスが結構いますね」
17日の作業で現場を驚かせた捕獲量は特定外来生物オオクチバスです。
残念ながら熊本城を見上げてきた静かな水面の下には在来種を食べ尽くす魚が大量に繁殖していました。

【熊本博物館・清水稔学芸員
「ここまでバスが多いとは思っていなかった(外来種を)今日で完全に取り除いて、あとは誰も手を加えなければ本来の堀の姿に近づくと思います」
捕獲された生き物は在来種は川に放流され、外来種は処分されますが、再び水を蓄える時には本来あるべき生態系を取り戻したいものです。

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