サクラマチ、ボクが案内するよ ロボット型携帯端末が活躍 20日から実証実験
2021/11/20 07:23 (JST)
© 株式会社熊本日日新聞社
タブレットと連携して画面と音声で施設案内をするロボホン＝１９日、熊本市中央区
熊本市中央区の大型商業施設「サクラマチ クマモト」は２０日から４日間、ロボット型携帯端末「ロボホン」を活用した施設案内や踊りの披露など“おもてなし”の実証実験をする。
県内商業施設では初めての試みで、将来の施設への導入を見据えている。
ロボホンは、シャープが２０１６年に発売した身長約１９センチ、体重約３９６グラムのコミュニケーションロボット。
カメラやメール、電話といったスマートフォン機能のほか、身ぶり手ぶりを交えた会話や歌、踊りなどのパフォーマンスが可能だ。
実証実験では、１階エントランスロビーと、２階のコンコースに１体ずつロボホンを設置。
トイレやＡＴＭ（現金自動預払機）や行き先別高速バス乗り場、飲食店の特徴紹介などについて、タブレットと連携して画面と音声で案内する。
また、午前１１時から午後６時まで１時間おきに計８回、１階エントランスロビーにロボホン１０体が出現。
火の国まつりの「おてもやん総踊り」の曲に合わせてパフォーマンスを披露する。
同施設では、従業員の業務効率化やカスタマーサービスの均一化を図るため、将来的なロボホンの本格導入も視野に入れているという。（東有咲）
