11月22日 14時52分
去年7月の豪雨で被災し、今月28日から一部区間で運転を再開する熊本県の「くま川鉄道」で、22日から運転士と車掌が安全に運行するための習熟訓練が始まりました。
「くま川鉄道」は熊本県の人吉市と湯前町の間のおよそ25キロを結ぶ鉄道で、去年7月の豪雨で鉄橋が流失したり、5台の車両すべてが水につかるなどして全線で運休しています。
習熟訓練は、今月28日から一部区間でおよそ1年5か月ぶりに運転が再開されるのを前に、くま川鉄道が安全に列車を運行するために22日から運転士と車掌などを対象に始めました。
訓練は、肥後西村駅と湯前駅のおよそ18.9キロの区間で行われ、列車がきちんと駅のホーム内に停止しているかやカーブで減速しながら安全に運転しているか、また時間どおりに各駅を発着できているかなどを確認していました。
運転士の大平響さんは「1年5か月ぶりの運転ですが、習熟訓練を重ね、事故がないよう安全第一で運転します」と話していました。
習熟訓練は、今月27日まで肥後西村駅と湯前駅の間で1日4往復行われます。