アサリの産地偽装問題を受けて、これから旬を迎える県産ハマグリにも影響が出ています。
県漁連によりますと、２月１０日に予定していた県産ハマグリの入札を、「熊本県産」の買い控えを懸念した指定商社全社が参加しない意向を伝えてきたため中止としました。
ハマグリを出荷している熊本市南区の川口漁協では、出荷した約２トンの県産ハマグリが卸業者から返品されたということです。
川口漁協では７日、理事会を開き１２日から１７日までハマグリ漁の見合わせを決めました。
【県漁連・藤森隆美会長】
「（このような状況は）憤慨以外のなにものでもない。何も知らない漁業者が出荷停止などの被害を受けなければ
ならないのか」
熊本県は全国でも有数のハマグリの産地で、これから需要が高まる時期を迎えます。
