02月11日 20時28分
熊本県では、１１日新たに８８９人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表がありました。
このうち、熊本市の１０歳未満の女性が、濃厚接触者として医師の判断で県内では初めてＰＣＲ検査などを行わずに「みなし陽性」として診断されました。
熊本市は、１１日発表した感染者のうち、二重にカウントされていたとして１人を削除し、これで県内の感染者数は延べ３万８０６９人となりました。
また、入院中だった熊本市の９０代の男性、天草市の１００歳以上の女性、甲佐町の７０代の女性が死亡し、県内で亡くなった人は１７３人となりました。
１１日発表があった感染者を市町村別にみますと、熊本市が３３８人と最も多く、八代市が８０人、小国町が７３人、菊池市が４７人、宇城市が４６人、菊陽町が３１人、玉名市が３０人、合志市が２８人、御船町が２７人、山鹿市が２４人、荒尾市が２１人、大津町が１８人、宇土市が１６人、天草市、高森町がそれぞれ１１人、上天草市、益城町がそれぞれ９人、南小国町が８人、人吉市、南阿蘇村、甲佐町、芦北町がそれぞれ６人阿蘇市が５人、長洲町が４人、西原村、嘉島町、あさぎり町がそれぞれ３人水俣市、南関町がそれぞれ２人玉東町、和水町、産山村、山都町、錦町、湯前町、苓北町がそれぞれ１人でした。
このほか、県外から訪れていた人が、９人でした。
また年代別にみますと、１０歳未満が１３６人、１０代が１３０人、２０代が１０３人、３０代が１２７人、４０代が１２８人、５０代が８４人、６０代が６５人、７０代が４６人、８０代が４４人、９０代が２５人、１００歳以上が１人となっていて、２０代までが全体の４０％余りを占めています。
リスクレベルを判断する指標となる「最大確保病床使用率」は、１１日午前１０時時点で、県全体で６１％、熊本市では８２.６％となっています。
また、県内の療養者は１０日時点で合わせて９８０６人で、このうち自宅での療養者は７１１４人となっています。
このほか、県内では１１日学校や高齢者施設などで４件のクラスターが発生したと発表がありました。
具体的には、熊本市西区の城山小学校で児童と職員合わせて７人、熊本市中央区の認知症高齢者グループホームで入所者と職員合わせて５人、八代市の介護老人保健施設で入所者と職員合わせて２５人、御船町の障がい者支援施設で入所者と職員合わせて１９人の感染がそれぞれ確認されているということです。
