masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

お雛様 あの「ひしもち」の3色の意味って?

お雛様 あの「ひしもち」の3色の意味って?
2019/03/02 18:39 ウェザーニュース

3月3日はひな祭りで、桃の節句です。

女の子の健やかな成長を願うもので、この時期、小さい女の子のいる家庭では、すでにひな人形を飾っているのではないでしょうか。
もともとは、中国の厄をはらうための行事でした。
この厄払いは、水で身体を清めて桃の花びらを浮かべたお酒を飲むというもの。
特に中国では、桃は理想郷に咲くおめでたい花であり、不老不死の薬とも考えられていたため、この日に桃のお酒を飲んで祝うという風習があったのです。

今でも鳥取県用瀬町などでは、「流しびな・ひな流し」といって災厄を引き受けたひな人形を川に流すという行事が行われています。

f:id:masami71:20220304200657j:plain

3つのお供え物が持つ意味
最近ではひな人形を流す風習は少なくなり、何十年と世代を超えて飾り続けるものへと変化。
今では、ひな人形を飾って「桃の花」や「白酒」、「ひしもち」などをお供えするというお祭りになりました。

では、それぞれのお供え物には、どのような意味があるのでしょうか。
1)「桃の木」は災いの身代わり
桃の木は、日本に伝わってきた当時は邪気をはらうためのもので、ひな人形にも身に降りかかる災いを代わりに受けとめるという役割があったようです。

2)祝の席には「白酒」
白酒は、清酒や焼酎にこうじやもろみなどを加えたもので強い甘みがある祝い酒です。

3)色に意味を持つ「ひしもち」
ひしもちはその名の通り、ひし形をしたもちで、地方によってはこれに青や黄を加えて五色のものもありますが、ピンク、白、緑の三色のもちを重ねられています。

f:id:masami71:20220304200819j:plain

鮮やかな色使いの理由には諸説ありますが、一番下の緑は「草」を、真ん中の白は「雪」を、そして一番上のピンクは「桃の花」を表しているといわれています。

そのほかにも緑は「健康」、白は「清浄」、ピンクは「魔よけ」の意味も込められているという説もあります。
三色のひしもちには、無事な成長を願う家族の愛情が込められているといえるかもしれません。