masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

手数料でさい銭が消える!? 硬貨預け入れ有料化 

手数料でさい銭が消える!? 硬貨預け入れ有料化 地域で「コインチェンジ」も 
熊本日日新聞 | 2022年03月19日 06:00

多くの初詣客が訪れ、大量の硬貨や紙幣が集まった藤崎八旛宮のさい銭箱=1月1日(石本智)

f:id:masami71:20220319215256j:plain

金融機関による硬貨預入手数料導入の影響を追って、たどり着いたのは神社。

連日、多くの参拝者が訪れる熊本市中央区藤崎八旛宮では、健康や幸せを願ってさい銭箱に硬貨が投げ入れられるたび、チャリンと音が鳴り響く。正月ともなれば普段をはるかに上回る額の硬貨や紙幣が集まる。
藤崎八旛宮によると、昨年からは、さい銭や神幸行列のお供えとして受け取った浄財についても金融機関に預ける際に手数料が生じているという。
お守りの授与やおみくじでも大量の小銭が生じるため、預け入れは月数回に上る。
禰宜[ねぎ]の岩下信史さん(48)は「神様に供えたものの一部が手数料として消えていくのは気持ちの面では残念だが、決まりだから仕方ない」と話す。
地方の小さな神社では、投じられた浄財に特に小銭が多いため、ほとんどが手数料で消えてしまったという話も聞くそうだ。
全国では、地域の助け合いで乗り切るケースも出てきた。
茨城県守谷[もりや]市にある八坂神社はことし2月、無料で硬貨と紙幣を両替する「コインチェンジ」という取り組みを始めた。
市内の商店を対象に、前日までに連絡があれば50枚単位で神社が硬貨を用意し、商店が持ち込む紙幣と両替している。
両者とも手数料としてかかる出費を抑えられる上に、「地域の結び付きも強くなる」と下村良弘宮司(47)。
宮司自ら両替に関するポスターやチラシを作成し、希望があればほかの神社にもポスターなどのデータを提供している。

f:id:masami71:20220319215517j:plain