masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

繁華街で相次ぐホテル開業…コロナ禍で何が?【熊本】

 

新型コロナで宿泊需要が落ち込む中、熊本市の中心街でホテルの開業が相次いでいる。
競争が激化する背景と生き残りをかけたホテルの戦略を取材した。

熊本市中央区の「カンデオホテルズ熊本新市街」。
7月10日のオープンに向け、準備が進められていた。
フロントは最上階の12階。

■カンデオホテルズ・岡益充さん
「大きな窓を設置しているのですっきり熊本城が望めます」
売りはこの眺望。ビジネスホテルとは違う高級感を演出する。
「高いお金を払った人が高層階に行けるホテルが多いと思うけれど、我々の場合はすべてのお客様に最上階の良い眺望を楽しんでいただく」
自慢の眺めをいかすため、最上階には朝食会場や最新のサウナ設備が整う浴場も。
開業のきっかけはある事業だった。
「特例承認をいただいて高さ制限を超えて設置することができた」
熊本城の景観などを守るため、中心街の建物に高さ制限を設ける熊本市
しかし、2019年から再開発を促進する目的で制限を緩和。
カンデオホテルズは高さ基準を超えて建設できる「特例承認」を受けた初めての建物となった。
コロナ禍で宿泊需要が落ち込む中、なぜ熊本での開業に踏み切ったのか。

■カンデオホテルズ・岡益充さん
「県から半導体のビジネスを誘致する方向性というのは元々聞いていたので、TSMCの工場ができるということもかなり追い風にはなっている」
すでにビジネスマンや観光客の予約が想定を上回っているという。

■カンデオホテルズ・岡益充さん
「レジャーの需要も見込んでいて利便性のいいこちらで楽しんでいただくのも狙っている」

開業の決め手のとなった理由は他にも。
実は熊本市中心部では耐震性が低い古い建物が建て替えの時期を迎えている。
市の担当者は「この時期を狙って参入が増えた。ビジネスと観光の拠点として熊本市は期待されている」と話している。
それを裏付けるように、2月には銀座通りにダイワロイネットホテルが開業。
さらに…。