大ぶりクリーミー「夏ガキ」シーズン到来 苓北町 出荷盛ん
熊本日日新聞 | 2022年06月02日 11:40
出荷が本格化し、一つ一つ箱詰めされる大ぶりのイワガキ=苓北町
「夏ガキ」とも呼ばれる養殖イワガキの出荷が、熊本県苓北町で本格化している。冬が旬のマガキに比べ、大ぶりで濃厚な味が特徴だ。「天草天領岩かき」のブランド名で、関西や福岡などに出荷されている。
同町では2業者が生産に取り組み、富岡半島沖で稚貝を4年かけて250グラム以上に育てる。
大きいものは800グラム超にまで成長。
昨年は新型コロナウイルスの影響で飲食店の需要が減り、出荷が伸び悩んだが、今年は受注も回復し、例年並みの計約50トンを見込む。
福島水産では2日早朝、生食できるよう16時間以上、無菌海水につけて処理したイワガキを、従業員が一つ一つ箱詰めし、トラックに積み込んだ。
同社の福島剛士さん(38)は「身の入りが良く最高の出来。
クリーミーな味を、ぜひ生で楽しんでほしい」と話している。
1・5キロ3800円(送料込み)から。同社☎0969(35)2377。(平井智子)