熊本日日新聞 | 2022年7月17日 13:01
西洋絵画の名作が並ぶ展覧会場＝16日、熊本市中央区
ルネサンス時代から近代の西洋絵画の名作を紹介する「美の旅 西洋美術400年 珠玉の東京富士美術館コレクション」展が16日、熊本市中央区二の丸の県立美術館本館で開幕した。9月4日まで。同館など主催。
西洋絵画はルネサンス時代から19世紀前半ごろまで、歴史画▽肖像画▽風俗画▽風景画▽静物画─の順で格付けされていた。
会場では、多彩なコレクションで知られる東京富士美術館所蔵の82点を、各ジャンルに分けて展示。
ナポレオンがアルプスを越える場面を描き、理想の英雄像を広めた「サン＝ベルナール峠を越えるボナパルト」といった歴史画のほか、バロック期のアントニー・ヴァン・ダイク、近代のモネ、ゴッホ、シャガールら人気作家の作品が並ぶ。
家族で来ていた同市北区の農業内田真須美さん（66）は「バラの花びらの光沢や女性の肌の柔らかさの表現が、とてもきれいで印象的でした」と笑顔で話した。（澤本麻里子）
西洋絵画の名作が並ぶ展覧会場＝16日、熊本市中央区
