11月15日 12時10分
天草市で、贈答用として人気の高いハウス栽培の「デコポン」の収穫が始まるのを前に、作業の安全を願う「収穫祭」が行われました。
天草市のＪＡ本渡五和の管内ではお歳暮などの贈答用として来月初めから販売できるよう、１６軒の農家がデコポンの「加温ハウス栽培」に取り組んでいます。
来週から始まる収穫を前に、１５日は関係者およそ５０人が出席して、天草市志柿町の農園で「デコポン収穫祭」が行われました。
神事のあと、生産者やＪＡの関係者などが収穫作業の安全や高値での取引を願ってたわわに実ったデコポンをハサミで摘み取りました。
ことしは夏場の気温が高かったもののきめ細かい管理をした結果、品質のいいデコポンに仕上がっているということです。
ＪＡ本渡五和施設デコポン部の佐藤公人部長は「原油の高騰や肥料の値上がりなどで農家はたいへんですが、多くの方においしく食べていただきたいという気持ちを込めて生産しています」と話していました。
デコポンは主に贈答用として関東を始め、東北や関西などに出荷されるということです。
