植木バイパスの下硯川IC－四方寄南交差点、5日開通 「熊本環状道路」東西区間つながる
熊本日日新聞 | 2023年2月5日 12:33
熊本西環状道路と北バイパスを結ぶ植木バイパスの開通式で、テープカットする関係者ら＝5日午前11時ごろ、熊本市北区
国が熊本市北区で整備している国道3号植木バイパスのうち、四方寄南交差点から下硯川インターチェンジ（IC）
入口交差点までの0・9キロの区間が5日午後3時、新たに開通する。
熊本市中心部を大きく取り囲む「熊本環状道路」の東西区間がつながり、交通の利便性は向上する見通し。
植木バイパスは2007年度に着工。事業化区間5・6キロのうち、2・3キロが暫定2車線で供用済み。
今回、供用区間が0・9キロ延びる。新たな開通区間の両端の交差点はそれぞれ、国道3号熊本北バイパスと熊本西環状道路に接続しており、熊本環状道路が東西で1本につながる。
国土交通省の丹羽克彦道路局長は開通に先立つ午前10時からの式典で、「今回の開通で交通混雑の緩和が期待される」とあいさつ。地元園児らによるテープカットの後、地元自治会長らはバスに乗って真新しい道路をパレードした。
国交省の試算では、今回の開通で、平日朝に合志市の熊本電鉄御代志駅から熊本市役所までの所要時間は31分となる。
北バイパス、植木バイパス、西環状道路を経由することで、従来の国道3号本線を通るよりも14分短縮できるという。
植木バイパスの新区間の供用開始に合わせ、北バイパスは暫定2車線だった四方寄南交差点から須屋高架橋交差点までの1・8キロを4車線に拡幅する。（河内正一郎）
