masami71の日記

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熊本県内の路線バスや市電、乗客回復 コロナ禍前の8割に

熊本県内の路線バスや市電、乗客回復 コロナ禍前の8割に GW明け「5類」移行に事業者期待
熊本日日新聞 | 2023年4月30日 10:00

熊本市中心部を走るバスと市電。乗客数がコロナ前の8割程度まで回復してきた=20日、同市
新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいた熊本県内の路線バスや熊本市電の乗客数がコロナ禍前の約8割に回復している。
5月8日以降、感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行するのを見据え、事業者は一層の乗客増に期待を寄せる。
県内バス5社(九州産交バス産交バス、熊本バス、熊本電気鉄道熊本都市バス)でつくる共同経営推進室によると、2022年度の県内バスの乗客数は2226万1千人(速報値)。
コロナ前の19年度の2673万7千人に比べ、8割強の水準だ。
まだ戻り切れてはいないものの、直近のデータである23年3月(速報値)は203万3千人と19年3月比90・3%。
「バス・電車無料の日」を実施したこともあり、回復基調が強まっていることがうかがえる。
バス事業者はコロナの5類移行に伴い、飲み会帰りなどの利用増を期待しており、推進室は「一時はコロナ前の5割程度まで落ち込んだが、緩やかな回復傾向にある。まずはコロナ前の水準に戻すのが目標だ」としている。

熊本市電も乗客が回復傾向にある。市交通局によると、乗客数はコロナ前の19年度には1100万人だったのに対し、感染拡大後の20年度は673万人に低迷。しかし、22年度は890万人となり、コロナ前の8割まで回復した。
市電は外国人を含む観光客の利用が多いのが特徴。
吉岡秀一総務課長はコロナの5類移行を念頭に「最近は外国人観光客の姿も見かけるようになってきた。
23年度は観光客が増え、もっと回復するのではないか」と話している。(山下雅文