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井戸水から有機フッ素化合物検出、熊本市が対策プロジェクトチーム

井戸水から有機フッ素化合物検出、熊本市が対策プロジェクトチーム
熊本日日新聞 | 2023年5月10日 19:44

熊本市役所本庁舎
熊本市内2地区の井戸水から人体への影響が指摘されている有機フッ素化合物が検出された問題で、市は10日、庁内で横断的に対応するため、地下水保全対策のプロジェクトチーム(PT)を設置したと発表した。
PTは環境、健康福祉、上下水道局などの関係13課で構成。
国の基準値1リットル当たり50ナノグラム(ナノは10億分の1)を超過した井戸の継続監視や原因究明、対策の検討に連携して当たる。
有機フッ素化合物を巡っては、市の昨年度の調査で白川地区と植木地区の井戸2カ所で、基準値を超えるペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)とペルフルオロオクタン酸(PFOA)を検出。
植木地区の井戸から250メートル圏内を追加調査した結果、12カ所で基準を超えていたことが判明した。
PTは今後、白川、植木両地区で井戸の500メートル圏内に範囲を広げた調査も担う。
大西一史市長は同日の定例記者会見で、「市民の不安解消のため、適切に対応していく」と述べた。
市は飲用井戸の利用者に対し、希望すれば臨時で検査を実施。有機フッ素化合物に関する相談も受け付ける。
問い合わせは、検査が市生活衛生課☎096(364)3187、相談が市水保全課☎096(328)2436。(山下雅文