06月01日 12時50分
天草特産のかんきつ類、「晩かん」を使った食品のフェアが３日から天草市で始まるのを前に、３１日、関係者向けの試食会が行われました。
晩かんは、果汁が多く、グレープフルーツにも似たさっぱりとした風味が特長で、天草特産のかんきつ類です。
天草市の本渡商工会議所ではＰＲと消費拡大につなげようと、毎年、「あまくさ晩柑フェア」を開き、ことしは１２の店舗でそれぞれが開発した１９の商品が販売されます。
３１日は関係者向けの試食会が行われ、晩かんを使ったクッキーや、暑い時期にぴったりのゼリーやスムージー、それに果汁をジュレにしてだしとともに麺に絡めた「ぶっかけうどん」などがふるまわれ、参加者は、さわやかな香りと味をいかした品々を楽しんでいました。
刻んだ晩かんを白あんに練り合わせ、焼いた生地で巻いた「天草晩柑ロール」を作った製菓会社の菅原秀仁さんは「果肉だけでなく皮も利用して独特の苦みと香りを生かした商品になったと思います」と話していました。
フェアの事務局を務める本渡商工会議所の田中麗奈さんは「参加店舗の皆さんが開発した商品を多くの方たちに楽しんでほしい」と話していました。
「あまくさ晩柑フェア」は３日から来月３１日まで開かれます。
