masami71の日記

熊本市在住の68歳の年金暮らしです

落合恵子の絵本の時間 『せかいで いちばん つよい国』

落合恵子の絵本の時間 『せかいで いちばん つよい国』
作・絵: デビッド・マッキー  訳: なかがわ ちひろ
出版社: 光村教育図書
近頃の国政、国防や国際協力は確かに大事かもしれないけれど、だけど、本当に本当に大切なことをどこか置き去りにして、何だか物騒な方向に進んでいきそうで、ドキドキヒヤヒヤしています。。。
未来ある子ども達の為に、本当の「つよさ」を後世に残していきたい。
危機感と共に、そう強く感じています。
日本に住む子どもたちにとって、いや大人にとっても、「平和」とは、空気のような存在だと思っているかも知れません。
特に、安倍さんはよく読んでください。
安倍さんは、A級戦犯者は国内法で裁かれてないので、犯罪者でないと言う怖い考えをお持ちです。
みんながごはんを食べているときや、お友だちと一緒に遊んでいるその瞬間、
戦争によって失われる命があることを感じてほしいと思います。
「どうしたら戦争がなくなるのかな?」
未来を生きる子どもたちに、この絵本を伝えることで、
自ら平和について考えるきっかけとなってほしいと思います。

むかし、大きな国がありました。人びとは、自分たちの暮らしほどすてきなものはないと、固く信じていました。
大統領は、いろんな国へ、戦争をしに行きました。
「世界中の人びとを幸せにするためだ。みんながわれわれと同じようにくらせるために」
ついに、ほかのどの国も負けて、大きな国に征服されてしまいました。
あと、征服されていない国は、たった一つになりました。


あんまり小さな国なので、これまでほうっておいたのです。
けど一つだけ残しておくのも気持ちがわるいものです。
そこで、ある日、大統領と兵隊たちは、出発しました。
おどろきです!この国には 兵隊がいなかったのです!!これでは戦争ができないではないか!!
人びとは、大きな国の兵隊たちをお客のように歓迎します。みんな、あちこちの家に泊めてもらうことに。
兵隊たちは、人びとと、おしゃべりしたり、石けりを教えてもらい、歌を習って、冗談を聞いて笑い転げました。

かわった食べ物の味見をして、「へぇ、おいしい!」
することが無いと、人びとの仕事を手伝うようになりました。
「けしからん!!」大統領はかんかんになって怒りました。
すっかりたるんだ兵隊たちを国に送り返し・・・
ところが、この兵隊たちも全く同じことになりました。
「ふむ、おおぜいの兵隊はいらないということか」 大統領は見はりの兵隊をのこして国へ帰ることにしました。
大統領がいなくなると・・・

兵隊たちはさっさと着替えて野原や畑にとびだしていきます。
ふるさとに戻った大統領、 おやおや様子が変です!

あちこちから小さな国の料理のにおいがします。
石けりがはやっています! 小さな国の服を着ています!
大統領は、にやりと笑いました。
「まあいいさ、どれもこれも、戦争でぶんどってきたものだからな」

その晩、大統領の息子が、「お父さん、歌をうたって♪」といいました。
そこで、目をつぶり、心にうかぶ歌を、つぎつぎにうたってやりました♪
それはひとつ残らず、彼が征服した、あの小さな国の歌でした。