満開を迎えた遠山桜
昨年はくまモンが駆け付けました
山あいに咲く天空の桜として知られる、あさぎり町須恵松尾集落の「遠山桜10+ 件」が満開となっている。
１１、１２日は住民らの実行委員会による祭りがあり、大勢の家族連れやカップルが訪れた。
遠山桜10+ 件は茶畑に立つ一本桜で、高さ約６メートル、枝ぶりは約１５メートル。
地元の遠山木［すなお］さん（８５）が３０年ほど前、ヤマザクラにヤエザクラを接ぎ木して育てた。
両日は県外からも大勢の写真愛好家が訪れ、こぞってレンズを向けた。
佐賀県伊万里市の原利男さん（７７）は「空と峰が一緒に写せる構図がいいですね」と話した。
県立大の学生が人吉球磨地域の活性化策を探る「ＫＵＭＡＪＥＣＴ」の一環で、会場と結ぶシャトルバスの受け付けなど祭りの運営を手伝った。
花は１７日ごろまで楽しめそう。
午後７時〜同９時にライトアップする。（内海正樹）
住所熊本県球磨郡あさぎり町須恵松尾集落
お茶畑にある桜の名木。遠山さんという個人所有の桜だが、好意により一般公開されている。
ソメイヨシノの開花より約２週間ほど遅れて咲くという八重の釣り鐘桜の一本桜。
例年の見頃は4月上旬から中旬。山々を見下ろしていることから「天空の桜」と呼ばれることも。
