熊本県で３６度超え１２人搬送城下町くまもとゆかた祭開催

熊本県は１日、人吉市などで３６度を超えるなど猛烈な暑さとなり、県内では熱中症の症状を訴えて１２人が病院に運ばれました。
気象台によりますと、１日熊本県は気温があがり、午後１時から２時すぎにかけて、人吉市で３６度７分、あさぎり町で３６度４分、南小国町で３５度７分、熊本市で３５度５分などと各地で３５度以上の猛暑日になりました。
消防によりますとこの暑さで県内では午後５時までに少なくとも１２人が熱中症の症状で病院に搬運されました。
命には別状ないということです。

さて、暑い熊本の夏を浴衣姿で盛り上げようという「城下町くまもとゆかた祭」が１日熊本市で始まり、涼しげな浴衣姿の人たちでにぎわいました。
この祭りは、浴衣姿で街に出かけ、暑い熊本の夏を盛り上げようと、熊本市中央区の上通や下通などの商店街が毎年開いています。
浴衣を着ていると買い物や飲食で割引などのサービスを受けられ、上通や下通などの商店街は色とりどりの涼しげな浴衣姿の人たちでにぎわいました。
このうち三年坂では、長さ３０メートルほどのそうめん流しの設備が置かれ、浴衣姿の家族連れなどが無料でふるまわれるそうめんに箸を伸ばし、冷たいのどごしを味わっていました。
また、上通のアーケードでは、ヨーヨー釣りなどの祭りの定番の出し物に、子どもたちが熱中していました。
一家４人で浴衣姿で訪れた市内の女性は「去年に続いてゆかた祭りに来ました。ふだん家族揃って浴衣で出かける機会がないのでうれしいです」と話していました。
「第11回城下町くまもとゆかた祭」は２日まで開かれています。