柱がむき出しになったり最上階部分が解体されて痛々しい姿となっている熊本城小天守の本格的な外観復旧工事が15日、始まりました。
小天守は軽量化して耐震診断基準に適合させるため去年9月から4階部分を解体し、その外観は原形をとどめていません。
こうした中、建物の主な構造物をとりつける本格的な工事が始まり4階部分の鉄骨が数回に分けてクレーンで載せられました。
「3年前の姿と比べたら全然違いますね」と加藤神社から見ていた女性は感慨深げ。
小天守4階部分は来月にかけて軽い素材のコンクリートを施す工事を行い外観は今年度中に完成する予定です。
建物全体の外観復旧は来年度中の予定で、2021年春からは天守閣内部の観覧が再開される予定です。