masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

阿蘇の草原でカヤの収穫

茅葺き屋根の材料となるカヤの収穫作業が阿蘇市で始まった。
カヤの収穫に取り組むのは阿蘇市の7つの牧野組合。

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阿蘇地方では、これまで家畜のエサとしてカヤを刈り取っていたが、農家の高齢化や減少に伴って、カヤを収穫する人が減ったため、野焼きで燃やしていた。
その一方で文化財などの茅葺き屋根の材料としてのカヤは全国的に不足していた。
そこで草原の保全活動に取り組む阿蘇グリーンストックコーポレーションが,、地元の牧野組合に呼びかけて、今年から茅葺き屋根の材料としてカヤを販売することにした。
カヤを刈り取ることは野焼きの炎の勢いが弱くなってリスクが軽減されたり、農家にとっても冬場の収入源となるメリットがある。
狩尾南山原野管理組合の永富傳次組合長は「やっときょうからとったたカヤが人の役に立つ。こんなうれしいことはない」と話した。
カヤの収穫は春の野焼きまで続けられ、カヤ束9000束を目標に出荷する計画。