新型のコロナウイルスの感染が広がる中国・武漢から政府のチャーター機で帰国する人たちの滞在先として、防衛省は自衛隊の部隊の輸送などのために契約している民間フェリーを東京湾に派遣することを決めました。
派遣されるのは兵庫県の相生港が拠点の民間フェリー「はくおう」(約1万7000トン)で、防衛省が自衛隊の部隊の輸送などのために契約しています。
このフェリーについて防衛省は、今後政府のチャーター機で武漢から帰国する人たちの滞在先として活用できるよう、東京湾に派遣することを決めました。
フェリーにはおよそ100人が滞在できるということで、31日午後に相生港を出港し、1日には東京湾に到着する予定だということです。
その後、港に船を接岸させて、受け入れ態勢を整えることにしています。
このフェリーはおととしの西日本豪雨や北海道の地震で、被災者の入浴施設として使われたことがあります。