ユリ(百合)は、ユリ目ユリ科のうち主としてユリ属(学名:Lilium)の多年草の総称である。
属名の Lilium はラテン語でユリの意。
北半球のアジアを中心にヨーロッパ、北アメリカなどの亜熱帯から温帯、亜寒帯にかけて広く分布しており、原種は100種以上、品種は約130品種(アジア71種、北アメリカ37種、ヨーロッパ12種、ユーラシア大陸10種)を数える。
日本には15種があり7種は日本特産種である。
山岳地帯を含む森林や草原に自生することが多いが、数種は湿地に自生する。
一般的に、石灰質でない弱酸性の土壌を好む。日本の園芸では秋植えの球根草として扱われる。
代表的な種に、ヤマユリ、オニユリ、カノコユリ、ササユリ、テッポウユリ、オトメユリなどがある。
形態・特徴[編集] 鱗茎(球根)を有する。
茎を高く伸ばし、夏に漏斗状の花を咲かせる。
系統・分類[編集]
ユリ属は以下の亜属に分類される。
ヤマユリ亜属(Archelirion) - ヤマユリ、ハカタユリ、ササユリ、タモトユリ、オトメユリ、カノコユリ など
テッポウユリ亜属(Leucolirion) - タカサゴユリ、テッポウユリ、リーガルリリー など
Liriotypus - ニワシロユリ(マドンナリリー) など
カノコユリ亜属(Martagon) - タケシマユリ、マルタゴンリリー、クルマユリ など
スカシユリ亜属(Pseudolirion) - スカシユリ、エゾスカシユリ など
Sinomartagon - マツバユリ、ヒメユリ、キカノコユリ、オニユリ、コオニユリ、イトハユリ など
・「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
”シャクヤクのように風情があり、牡丹のように華麗で、百合のように清楚”という、女性の美しさを形容することば。
・神奈川県の県花(山百合)
・花言葉は
「注目を浴びる、子としての愛」(透かし百合)
「強いから美しい」(姫百合)
「威厳、甘美」(山百合)
「稀少、珍しい」(笹百合)
「貴重な、稀少」(百合)
「賢者」(鬼百合)
「純潔、甘美、威厳」(鉄砲百合)
「威厳、高貴、偉大」(カサブランカ)
2015-07-31
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