見ごろを迎えたヒゴタイ。花によってくるハチの姿も＝２７日、産山村のヒゴタイ公園 産山村で、村花のヒゴタイの花が見ごろを迎えている。
大分県竹田市との県境に近いヒゴタイ公園（標高約９００メートル）では２７日、台風１５号の直撃を受けて傾いた株も散見されたが、鮮やかな瑠璃色の花が大風に負けず咲き誇っていた。
ヒゴタイはキク科の多年草。県条例で希少野生植物に指定されている。
同公園には約２万株があり、茎の先端に咲いた直径５センチ前後の球体の花にハチやテントウムシが集まっていた。
福岡県から来たという販売員の吉住佐智さん（２２）と大学生の米倉理紗さん（２１）は「ヒゴタイの花を初めて見ました。
不思議な形。色が好き」とスマホで記念写真を撮っていた。（亀井宏二）
