02月23日 12時15分
３年前の熊本地震で寸断された熊本と大分を結ぶ幹線道路のう回路として工事が進められている
復旧ルートのうち、熊本県大津町のトンネルの掘削作業が完了し、貫通の式典が開かれました。
熊本と大分を結ぶ国道５７号線は、おととしの熊本地震で寸断された熊本県の阿蘇市と大津町を結ぶ全長およそ１３キロの区間で復旧ルートの工事が進められていて、このうち長さおよそ３.７キロの「二重峠トンネル」で掘削作業が完了したことを受け熊本県大津町側のトンネル内で記念の式典が開かれました。
式典には、地元や工事関係者などおよそ２００人が集まり式では、熊本県の蒲島知事が「通常よりもずっと早いスピードで工事が進められたことに心から感謝申し上げる。国道５７号線の北側復旧ルートは熊本地震の復旧の象徴で、全線貫通は創造的復興のための大きな前進だ」とあいさつしました。
このあと、最後に残されていたトンネルを塞ぐ土砂が爆薬で吹き飛ばされると、集まった人々は万歳をして貫通を祝いました。
今後は地盤改良や舗装、それに、道路設備の設置などが進められていくということで、国道５７号線の復旧ルートは２０２０年度に開通する予定です。
