2020年04月29日 18:42 現在
２９日から予定されていた熊本城の特別公開第２弾は、新型コロナウイルスの影響で延期となりました。
本来であれば公開されるはずだった特別見学通路をカメラで撮影しました。
特別見学通路は行幸坂をのぼった東側、飯田丸から月見櫓跡までをつなぐ全長およそ３５０メートルの歩行者専用通路です。
出入口にはエレベーターも設置され、幅４メートルの通路には、ヒノキの板が張られています。
「できるだけ重くしたくないというのもあるし色合いも木材、黒い手すりと白いフェンスとこれも熊本城の景観になじむようにと配慮しています」（熊本城総合事務所網田龍生所長）
見学通路は地上からの高さが５メートルから７メートル。
通路の途中に設けられた見学ポイントからは空中回廊さながら、目の前にそびえる大天守や二様の石垣を見ることができます。
また城の防御のために作られた袋小路の通路など、地上からでは全容がわかりづらい仕掛けを見られるのもこの通路ならではの楽しみ方です。
熊本城総合事務所は一般公開された時には、被災の様子や城の復旧工事がどのように進むのかを見てほしいと話しています。
この見学通路は、熊本城の復旧工事が完了する約２０年後には撤去されることになります。
