熊本日日新聞 | 2022年03月24日 12:45
熊本県の阿蘇地域で24日朝、雲海が発生し、北外輪山の内側を綿のような雲が覆い、山頂を雪で白く染めた高岳など阿蘇五岳を浮かび上がらせた。
雲海は湿度が高く、昼夜の寒暖差があって風が弱い日に発生しやすい。熊本地方気象台によると、この日の阿蘇市乙姫の最低気温は氷点下2度。前日の雨で湿った空気が冷やされ、雲海が発生したとみられる。
阿蘇市の大観峰では、観光客らが幻想的な風景を楽しんでいた。
東京から訪れた獣医師の男性(29)は「昨日は条件が悪くて見られず、今朝はリベンジで来てみたら、見事な雲海が見られて大満足」と喜んでいた。(東有咲)